第22話:“働く=豊かになる”の勘違い。
だいたいの人が働くと豊かになるという一元的な公式を信じ込んでいる。
働くことで人は豊かになっていくことができるのだろうか。
豊かになっていくんだけど、ものすごく豊かになれるのかというとそうでもない。
働いていないよりはマシ、というレベルなのではないだろうか。
お金のことを一切心配せずに生きていくことの出来るレベルになるためには
とてもたくさんの努力と一般とはちょっと違う思考を手に入れなければいけないと思っている。
大半の人が毎日せっせと会社にいって働いているのに、
大半の人が貧しい。
どうしてだろう。根本的なところに疑問を持った。
俯瞰的にみれば適切な疑問なのかもしれない。当たり前のことすぎると人は疑問にすら思わない。
父も祖父も投資家で、家業はほとんどを人にやらせていた。自分たちは何もしなくてもことは運ぶというわけだ。現代で言うネオニートみたいな生き方だろうか。そういった光景を幼少期にみてきたことがとてもよかった。
だから
働けば豊かになれる という思考回路が僕にはない。
多少豊かになれるのかもしれないけど、本当に豊かになるためにはもっと根本的に違うことをしなければいけないんだよなあ、、たくさんの人に影響を与えるものだったり、その人がすごく得意としていることをやりぬくことが大切だよなあ、。って思ってる。
リーマンショックから見て取れるに、
どれだけすごそうな企業でもいつ消えてしまうかわからない。
みんなが口をそろえて唱える“安定”。
どっからどうみても
雇われてコマの一部として使われている状態が豊かでも安定でもあるはずがない。
安定とは安い賃金を長い期間もらい続けることではなくて
たくさんのお金(資産)を長い期間獲得し続けることだと思う。
◆略歴◆
氏名 伊籐明機良(いとうあきら)
1985年、福岡県生まれ。トレーダー。大学のゼミで金融商品の研究を行い、投資と出会う。システムエンジニア時代、仕事が終わったあとの喫茶店で独自の投資システムをプログラミング。現在はシステムトレードを中心に、外貨、株式、不動産等の投機的投資を行う。サウンドクリエーター、フリーランスエンジニアとしても活動中。