イトウアキラの楽観思考

徒然なるままに並べたことばの羅列。

第16話:財産と時間

僕にとって財産とは時間です。

時間は全生命体に平等に与えられたもので、僕たちはこの時間という財産を何かに振り分けて生きています。

お金も財産ですよね。
ただ、僕にとってはお金よりも時間のほうが貴重で財産的なものです。そのほか、選択肢自由度というものも日々を豊かにする資源です。

労働として、会社に何時間かの時間を渡して、その代わりにお金を得る場合、
財産(時間)をお金に交換しているわけです。お金を作り出したものの実体は時間だと考えます。

時間の注ぐ先は労働だけではありませんよね。
趣味とか、恋愛とか、家族とのかかわりとか いろんなものに振り分けているはずです。
その結果、信頼、愛、絆、思い出などいろんなアウトプットが生まれて人生を豊かにするかもしれませんね。

この時間の使い方なんですが、投資っぽいものと浪費っぽいものがあります。

投資とはなんでしょうか。
僕なりの考えですが、“今はそんなに価値がないんだけど将来価値のあがるものに交換しておく行為”です。
将来、サッカー選手になりたくて、時間をサッカーの練習に注いだとします。練習をしたらした分だけお金になるわけではありませんから
練習をしている時点では生み出すものは少ないかもしれません。ただ、プロのサッカー選手になれたら、手に入れるものは大きいかもしれませんよね。もちろんお金だけの話をしているわけではありません。この少年がしているサッカーの練習という時間の使い方は投資っぽいものかと思います。

浪費とはなんでしょうか。
浪費とは、将来価値の上がらないものに対して(もしくは上がるか下がるかわからないものに対して)財産を消費する行為です。
投資との違いは、浪費には長期的な視野はなく、短絡的・刹那的であるという特徴があります。
今日の8時間という時間をつかって、1万円の労働をしたとします。その1万円は時間が経過しても1万円のままでしょうから、これは浪費っぽい時間の使い方ですね。手に入れやすいし、明確にイメージしやすいのですが、比較的小さいものしか手に入らない。
買い物や暇つぶしなどはこういった浪費っぽいものに含まれるかと思います。

働くという行為も時間(財産)の消費ですので、投資っぽいものと浪費っぽいものがあります。、
浪費っぽい働き方は上に挙げたような例。
働いてお金を得ているようで、実際は財産(時間)を安く売り渡してしまっているんですよね。時間をかけて将来の大きなリターンを目指したほうが最終的に得られるものは大きいかもしれないという機会損失を孕んでいるからです。
加えて、浪費は新しいものが生まれにくい上、場合によっては残りすらしないという側面もあります。

将来大きな目標や夢を持って働いている人は投資っぽい働き方をしている人です。現状が多少苦しいものであったとしても、時間の使い方が正しければ時間をかけて着実に大きなものを得ます。起業家、投資家、アフィリエイター、ネットワークビジネス系、作家、画家、アーティストなど。他にもいろいろあるかと思いますが、共通しているのは“だんだん自分自身が動かなくなってもお金の生まれるシステムが構築されていく”という点だと思います。

僕は日々の日常に投資っぽい性質のものを出来るだけ導入して長期的なビジョンでものごとを考えるようにしています。
繰り返しますが、お金だけのお話ではありません。

自分自身が動かなくても生きていくことができるという状態はすなわち自由な時間を生み出すことです。
時間は財産ですから、時間のある人は多くの資産を持っているということですね。

冒頭で申し上げた選択肢や自由度というのはこのことです。
働きたければ働けばいいし、何もしたくないのならぼけーっとしていればいい。時間をたくさん持っている人はこういった幅が生み出すことができます。

抽象的なわかりづらい文章になってしまいました。すみません汗。

この世に蔓延っている既存概念があまりにも強いので
このテのお話はそれなりの文章量を要します。

これからも定期的にこういった話をさせていただこうと思っていますので
よかったら参考にしてください。


最後になりましたが
本年もよろしくお願いいたします。

 


mini diary+
すごくいいオリーブオイルと出会えました。今年も料理のレベルをあげていきたいです。

 

◆略歴◆
氏名 伊籐明機良(いとうあきら)
1985年、福岡県生まれ。トレーダー、クリエーター、アプリケーションディベロッパー。大学のゼミで金融商品の研究を行い、投資と出会う。SE時代、主業の傍ら独自の投資プログラムをコーディング。現在はシステムトレードをはじめ、外貨、株式等の投機的投資を行う。