第三話:副業から“複”業へ。(Multi Income)
平均寿命がどんどん延びている。長生きは幸せなことだと思う。そんな中で一つの疑問が浮かんだ。
老後までお金、もつんだろうか?…
昔は年金制度もちゃんとしていたし、寿命の長さとのバランスもとれて成立していたんだろう。今の年金は支払った金額よりも受け取れる金額のほうが少ない上、受け取れる年齢まで上がってしまった。医療の発達で今の若者世代は120歳まで生きるんじゃないかなんて説も囁かれている。
サラリーマン家庭じゃなかったこともあり、大人になってからの社会を眺めながら人一倍疑問に思った。
みんな、一つの労働収益だけで生きていけるんだろうか。
余計なおせっかいかもしれない。だけど貧しい人が増えて社会の治安が低下するのはいやだなと思う。
上場しているような大企業なら退職金は多い。
大学の友人何人かもみんなが知っているような企業に入った。けど、そんなに裕福ではないし、将来に不安を抱えているようだった。
話をきいていてこの状況だったらさほど安定感はないなと思ってしまう。そもそも雇われだと限界があるように思う。
僕が出来るだけ一つのことに依存しないように生きているのは、上記の理由から。“複業化”するため。
メインで軸を作ってサブで補うという考えではなく、
全部メインにする。
“複”の中には、体を動かして賃金を得るだけでなく、何もしていないときにも収益を生むようなものが含まれていると尚いい。
仮にアプリを作って広告収益を得ているような人。
プログラムを制作している時間はお金を生み出さないが、
リリース後は24時間寝ている間も収益化が行われる。
この働き方が一概にいいとは言えないが、
単純な時給計算できないような、レバレッジの効いた働き方、稼ぎ方に魅力を感じる。
贅沢がしたいのではなく、自由度がほしい。
じいさんになったとき、周りに迷惑をかけずに生きていたい。ぼけーっとしながら。
mini diary+
自家製ジンジャーエールの制作にとりかかっています。
◆略歴◆
氏名 伊籐明機良(いとうあきら)
1985年、福岡県生まれ。トレーダー。大学のゼミで金融商品の研究を行い、投資と出会う。SE時代、主業の傍ら独自の投資プログラムをコーディング。現在はシステムトレードをはじめ、外貨、株式等の投機的投資を行う。