イトウアキラの楽観思考

徒然なるままに並べたことばの羅列。

[2020.05.13]収束と終息。

明日、国内では一部の地域が緊急事態宣言解除となるみたい。

ぼくの住む愛知県は解除対象となった。

 

最後に誰かと普通にあった日はいつだろう。

割と近いリレーションにある人間が濃厚接触者となり、

取引先から特例が発動されて人と会えなくなった。もう遠い昔の話のようだ。

 

人は不思議なもので、その状態に慣れてしまう。順応していく。

もともとのライフスタイルも閉鎖的なものもあってか、まったく今は違和感がないし、

違和感がなく今の状態が受け入れられていることがもしかしたら問題なのかもしれないな。

 

今自分の置かれている状況が自分ですらわからない。

 

個人的な予想だけど、

たとえ緊急事態宣言が解除になってもかつての日常に恢復することはないと思う。

『新しい生活様式』とやらに自分自身をカスタマイズするしかない。

 

ネット上でもさすがに今の状態に飽きてきているようで、コロナ関連のニュースも減ってきた。

報道上ではなんとか〝収束〟させて、緊急事態を解除し、国家はなるべく補償から逃げたいという構図だろうか。

なんとも歯がゆい収束。経済は少しづつ〝終息〟へ向かう。

 

そもそも収束とは何か?

考えてみた。

『社会が受け入れた状態』かと思う。

 

例えばインフルエンザという病気がある。

日本でも毎年数千人、1日に数十人が死んでいる病気だが、だれもインフルを脅威だとは思わない。

ワクチンがあり、治療薬があり、死亡率などのデータがあるから。

その上で〝なっても仕方がない〟と社会が受け入れたわけだ。

 

コロナを社会が受け入れる日はいつだ?

ワクチンの完成日? 治療薬の使用開始日?

 

個人的には〝みんなが諦めた日〟、いつかの感染症のように結局ぐだぐだで終わっていく気がする。

 

話は変わりますが、

最近、90年代の邦楽を中心に歌っています。

深夜高速は、90年代だと勘違いしていました。正しくは2000年代。

 

90年代は僕にとって中学生〜高校生の思春期にあたるので

とても思い入れのある音楽が多い。

 

作曲をする、レコーディングをする、という行為がまだ敷居が高かったんだろう。

機材やソフトでごまかせない時代だから、ちゃんと考えこまれてる感じが好き。

メロディラインがいい。

 

雨が降った日、厚い霧で一駅先ぐらいまでしか見えなかった。

いつもなら遠くの山まで見えるのに。

 

今の世界のようだ。